【ダイエット中の筋トレ】体重増加するには理由がある

ダイエットを始める人の中には，下記のことを多くする人たちがいます。

もちろん正解ですし，どれも痩せるためには大切なことです。
しかし，効果を得るための過程として，一時的に体重が増えることがあります。
それは次のパターンです。

筋トレ→食事制限→筋トレ

とくに運動初期に体重増加や体重が変わらないと，悩んでいる方は多いと思います。
今日はその問題について話していきたいと思います。

この記事について

・体重計に乗るタイミングがバラバラ
・水分を取りすぎている
・最初の1ヶ月は効果が出にくい
・筋肉と脂肪の重量
・運動の方法が適切ではない

体重計に乗るタイミングがバラバラ

1つ目の理由がこれです。
よくある間違いとして，そもそも体重計に乗るタイミングが全てズレているんです。

例えば

・朝起きてすぐ
・朝食後
・昼食後
・夕食後
・お風呂に入った後
・夜寝る前に

皆さんはどれに当てはまりますか。

どれかのタイミングで，毎日測れているのであればOKです。
もしバラバラであれば要注意です。

朝一番の体重は体から炭水化物が抜けた状態のため，一番痩せています。
それに比べて，夕食後は食後でもあり体重が増えている時間帯です。

この2つを比較しているのであれば，体重も違って当然です。

もし，バラバラの時間帯に測っている人がいれば，今すぐ朝一番に体重計に乗ってください。それを統一しましょう。

水分を取りすぎている

これもダイエット中にありがちな罠です。

食事制限の最中に水分を多く取りすぎると，一定の時間は内臓に貯蔵されます。

しかし，この時間帯に体重計に乗ってしまうと，体重は増えている計算になります。
水分摂取は必要ですが，水分を摂取するタイミングに体重計に乗らないこと。

それにより体重が増えたと勘違いすることにもなります。

また，女性であれば水分を取りすぎると浮腫（むく）みやすくなり，体から排出しにくくなります。とくにアルコールなどは浮腫む原因のひとつとなります。

飲み過ぎには注意し，適度な水分摂取をこころがけましょう。

最初の1ヶ月は効果が出にくい

勉強も効果が出るまでに時間がかかるように，筋トレでも効果がでるまでには時間がかかります。

どのような要因で効果が出にくいかというと，筋肉が作られるには1ヶ月程度の時間がかかるからです。

詳しい説明は省きますが，とくに最初の1ヶ月では筋肉量のアップではなく，神経系要因により筋肉の出力は上がります。

そのため最初の1ヶ月は筋肉がつかず，挫折しやすい人たちが多くいます。

でも安心してください。
筋肉がない人なんていませんし，運動（筋トレ）をすると，代謝も上がるためカロリーは消費されています。

それに，筋トレを続けていると，筋肉は1ヶ月頃から徐々についてくるため毎日頑張って継続していると少しずつついてきます。そのため筋トレは継続が必要なのです。

筋肉と脂肪の重量

筋トレを続けていると，徐々に筋肉はついてきます。
もちろん筋肉は体脂肪を燃やすにあたってとても大事な要素です。

しかし，筋肉がつくと結果的に「体重が増えた」と思う方がいると思います。
もちろん結果として見ると，間違いではありません。

ただし，そこで考えて欲しいことが
筋肉が増える＝体重が増える　ですが，本質をみると

なんです。

つまり，筋肉を増やすことで長期的にみると，脂肪を減らす根源を増やしているわけなんです。筋肉を増やすと脂肪も徐々に減ってくるため，体重増加も一時的と考えて，頑張っていきましょう。

少し話がずれましたが，そもそも筋肉と脂肪の質量自体が違います。

1kgの場合
筋肉：800cm3
脂肪：1,000cm3

となります。

見た目として痩せている気がしたのに，なぜか体重が増えた場合は，もしかすると脂肪が減って筋肉が減っている場合が多いんです。
これは，筋肉と脂肪の密度の違いによることなんです。

もし，見た目は痩せてるのに体重計に乗ると体重が増えてる，と悩んでいる方がいれば，筋肉がついている兆候かもしれません。

体重ばかりに気を取られずに，そのサインを見逃さずにしてください。

運動の方法が適切ではない

最後は，運動の方法によって効果が出にくいものがあります。

冒頭で紹介した

ですが，どの組み合わせで行っていますか？

食事制限と筋トレ？
もしくは，どれかだけでしょうか。

もちろんどの組み合わせも効果は出ますが，一番効果が出やすいものが，食事制限と有酸素運動です。
それは，まず体重を減らすには食事を見直し，脂肪を燃焼するには，有酸素運動が効果的だからです。

長期的に見るのであれば，食事制限と有酸素運動に筋トレをプラスすると，より長期的なプランで見ると効果的です。

ちなみに普段の私であれば筋トレのみです。
それだけ長期的に見ると痩せていき，楽に痩せていきます。

何事もそうですが，長期的にみて体重を管理していくことが大切です。
目先の結果で迷わず，まずはしばらく試してみましょう。