女性「ダイエットしているけど,なかなか痩せない。」
こういった疑問にお答えします。
Taka「この記事を書いている私は,現役パーソナルトレーナーで,医療機関でリハビリテーションとしても働いています。栄養やトレーニング論を専門とします。」
ダイエットは根気のいる作業です。
すぐに痩せる人もいれば,太りやすい人もいたり同じヒトであっても体質に関しては人それぞれ。
「私はお腹に脂肪が付きやすい」
「私は下半身が太りやすい」
こんな会話もたくさんしてきたと思いますが,根拠はないですよね?太るのは実はたくさん食べているから…なんて思う人もいたりして。
ですが,その感覚はあながち間違いでもありません。それは肥満遺伝子と言われる細胞による影響があるからです。
遺伝子なんてわからないと思うかもしれませんが,最近では「遺伝子キット」なるものが多く出回っていて,太りやすい体質なのか?といったことまでわかってしまいます。
今回は肥満遺伝子や遺伝子キットの紹介もしていきます。
本記事の内容
・太るとは
・肥満遺伝子とは
・肥満遺伝子はダイエットへの道標
・おすすめの遺伝子キット3選
太るとは
単純にたくさん食べるとカロリーを摂取することになるので,吸収されて脂肪として蓄積されます。この状態がいわゆる「太る」です。
食べたら太る,これは単純で皆さん誰しもわかっていることだと思います。
とくに9キロカロリーもある脂質や,単糖類などのチョコレート類,GI値の高い食べ物を食べ過ぎると太りやすいです。
ですが,この太るという状態は,かならずしも皆さんが平等にくるとは限りません。同じ量を食べたとしても太らない人もいます。
それは今回のテーマである「肥満遺伝子」による影響が考えられます。次章以降で深掘りしていきます。
肥満遺伝子とは
肥満遺伝子
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エネルギー代謝に関連する遺伝子
太りやすさや肥満のタイプを左右する
今までは「食べたら太る」と単純に思っていましたが,そうとは限りません。
わかりやすくいうと,私はお菓子をちょっと食べるたら太るのに,A子さんは全く太らない!なんてことはありませんか?同じ量なのに不思議…運動をしているから?なんて疑問をもったこともあると思います。
もちろん生活状況や運動歴なども影響しますが,そのひとつとして先ほど説明した「肥満遺伝子」の影響もあります。
肥満遺伝子は,さきほどの例と同じで,A子さんは全く太らないのに私は太る!です。同じ量の食事をしたとしても,人によっては吸収されやすい,もしくは脂肪へのなりにくさが変わります。
今までダイエットしていて他の人より成果が出づらいと感じていたら,それは肥満遺伝子による影響かもしれません。
肥満関連遺伝子
- β3AR遺伝子:糖質の燃焼に関わる遺伝子
- UCP1遺伝子:脂質の燃焼に関わる遺伝子
- β2AR遺伝子:タンパク質の合成分解に関わる遺伝子
- FTO遺伝子:過食の傾向に関わる遺伝子
- TFAP2B遺伝子:脂質の燃焼に関わる遺伝子
- GIPR遺伝子:糖質の吸収に関わる遺伝子
人には2万6000千個の遺伝子があり,現在までに肥満関連遺伝子は50以上も発見されいます。とくにβ3AR・UCP1・β2ARなどは遺伝子変異と肥満の密接な関係が明らかにされています。
例えば,UCP1遺伝子の変異があれば,脂肪を燃焼する力が弱いことになります。
肥満遺伝子を調べることは,自分の体の特徴を知ることにつながるため,遺伝子を知ることは必要なんです。
脂肪細胞は2種類|痩せる褐色細胞と太る白色細胞
脂肪細胞には中性脂肪をため込む白色細胞と,体脂肪を熱に変換してくれる褐色細胞があります。中性脂肪の数には限度がありましたが,白色細胞に溜め込める限度を越すと増えることがわかってきました。そうなると褐色細胞を活性化させることがポイントとなります。
肥満遺伝子はダイエットへの道標
肥満になりやすいかの遺伝子がわかったところで,どうすればいいの?と思う必要はありません。次章以降では肥満遺伝子キットについても説明します。
先ほどの肥満遺伝子たちがわかると,具体的に自分がどういったダイエットを行えば良いかがわかります。
例えば,糖質の燃焼に関わるβ3ARを調べて変異があれば,糖質を燃焼する力が弱いので朝にバナナを食べるダイエットは向かない,といったことがわかります。
- β3AR変異→糖質の燃焼が弱い
こういった肥満遺伝子の情報がわかることで自分にあったダイエット方法を知ることができます。反対に自分の遺伝子を知らないと体に合わないダイエットを続けることになるので,かえって効率が悪いです。
とくに最近では,ネットで買える遺伝子キットでもβ3AR,UCP1,β2ARなどは簡単に調べることができるため,まだ調べていない人はやってみることを勧めます。
おすすめの遺伝子キット3選
遺伝子キットはダイエットをする上で,とても重宝されます。それは先ほど伝えたように自分の「癖」がわかるから。
とくに今回紹介する遺伝子キットでは,食事でのアドバイスをしてくれます。自分が糖質を燃焼しやすいのか,脂質なのか?といったこともまで教えてくれます。
キットの使い方も,唾液を採取して送る程度の簡単なものなので気軽に始められます。
①【ダイエット遺伝子検査キット(遺伝子博士)肥満遺伝子検査】
結果は33パターン!
りんご,ばなな,洋梨ナシだけでなく,もっと細かく知りたい人にはおすすめ。専用のアプリもあるため,トレーニング動画や効果的な食事指導もついてくる優れものです!
販売元 | 遺伝子博士 |
価格 | 4,998円 |
②【GeneLife DIET 肥満遺伝子検査キット(Web版) ダイエット法はDNA検査で変わる】
遺伝子型ダイエット!
肥満遺伝子を4つのタイプから分析します。60万人ものデータの実績があるためより精度の高い解析結果を得ることができます。とりあえずやってみたい方におすすめです!
販売元 | GeneLife |
価格 | 4,378円 |
③DNA遺伝子検査キット【UNIVA DIET -DELUXE- デラックス】
女性が選ぶDNA遺伝子検査キット 満足度ランキング1位!
こちらの商品は遺伝子検査に加えて検査結果のレポートがついてきます。遺伝子結果だけでなく,プロが監修するレポート付きなので具体的にどうすれば良いかもわかります。お値段は比較すると高いですが,最短で効果を出したいならこちらの商品がおすすめです!
販売元 | Dream box |
価格 | 11,500円 |
まとめ
遺伝子検査はたくさんの種類が出てきていて,それほど遠い世界のものではなくなってきました。
そして,ダイエットをするにしても,食事を気にするにしても,トレーニング内容を考えるだけでなく自分自身(遺伝子も含め)をまずは理解することが大事ですね。
何をしても痩せない,理想の体に近づけないと苦労している人こそ,まずは検査をしてみると良いでしょう。
本日はここまでにします。