女性「カフェインは,勉強や仕事のときに飲むといいんじゃないの?」
こういった疑問にお答えします。
Taka「この記事を書いている私は,現役パーソナルトレーナーで,医療機関でリハビリテーションとしても働いています。栄養やトレーニング論を専門とします。」
主にコーヒーに含まれるカフェインは,飲むと集中力を高めてくれます。ですが,それは何も勉強や仕事のときだけでなく,筋トレ時にも効果を発揮してくれます。
カフェインは主に①集中力を高めてくれる,②脂肪分解を促進するといった二つの効果あります。集中力を高めてくれる効果は非常に有名ですが,脂肪分解する効果までは知らなかったですよね?
筋トレの時,集中しきれずにスマホをだらだら見てしまう人,脂肪を減らしたい人にはカフェインの摂取をオススメしています。
本記事の内容
・カフェインとは
・カフェインの効果
・1日の摂取量
・カフェインが含まれている食品
・カフェインをおすすめしている理由
カフェインとは
カフェイン
-
アルカロイドの1種であり,プリン環を持ったキサンチンの誘導体として知られている。興奮作用を持ち,世界で最も広く使われている精神刺激薬である。
・ウィキペディアより引用
噛み砕くと,コーヒーに入っているやつですよね。飲むと眠くなくなったり,トイレが近くなるやつです。
このイメージが強いため,コーヒーを飲むことで勉強やデスクワークの仕事で集中力がアップすると思われる方がほとんどだと思います。
もちろんそういった効果も望めますし,実は筋トレなどのスポーツでも集中力がアップし,パフォーマンスが向上することが知られています。
今回は改めてカフェインの効果や飲み方についてもお話しします。
カフェインの効果
- ①覚醒・強心作用
- ②脂肪の燃焼効果
- ③利尿作用
- ④パフォーマンス向上
- ⑤自律神経を整える
カフェインの効果には多肢に渡ります。
順を追って説明していきますね。
①覚醒・強心作用
一番知られる作用ではないでしょうか。
眠たい時にコーヒーを飲むように,カフェインには興奮,もしくは覚醒作用があります。カフェインが中枢神経を興奮させるため,このような効果が現れます。
一方で強心作用を知らない人もいると思います。強心作用とは,心臓の収縮する力を高め,心拍数や心拍数を高める働きがあります。ただし多く摂取しても10mmHg前後のため,高血圧などには大きく関与しません。
この効果も相まってカフェインには眠気を覚ましたり,元気にさせてくれる効果があります。
②脂肪の燃焼効果
こちらもあまり知られていない効果です。カフェインには脂肪を燃焼してくれる効果があります。
・遊離脂肪酸が増加 ・脂肪分解酵素を助ける ・血糖値の下げる
ある研究では,コーヒーを飲むことで脂肪を燃焼する遊離脂肪酸が増加したり,3杯以上飲むことで基礎代謝が10%以上も向上したとの報告があります。
また,脂肪細胞内にあるホルモン感受性リパーゼと言われる脂肪分解酵素を助ける働きがあり,脂肪分解の促進に貢献してくれます。
ダイエットをしたい人は,こちらも合わせて覚えておきましょう。
③利尿作用
コーヒーを飲んでトイレが近くなった経験は誰しもあると思います。
カフェインは,腎臓で行われる水分の再吸収を阻害する働きがあります。そのため,コーヒーを飲んだ後にトイレが近くなるのは,カフェインの効果によるものです。
むくみがひどい人や,飲み会後にむくんでしまった人はコーヒーを飲むと,カフェインの利尿効果でむくみが改善できますよ。
④パフォーマンス向上
スポーツによるパフォーマンスの向上は,エルゴジェニックエイド効果と呼ばれます。
エルゴジェニックエイド効果
運動を集中して行いたい場合は,カフェインの効果は絶大です。エルゴジェニックエイド効果を得たい場合は,コーヒー1杯程度では足りませんが,十分集中力は保てます。
後ほど紹介しますが,運動前にコーヒーを飲んでいたり,サプリメントでカフェイン摂取している人は多くいます。
ジムでスマホばかり見ている人は,カフェインの摂取もオススメですよ。
⑤自律神経を整える
朝のコーヒーは気持ちを落ち着かせてくれ,ゆったりとした気持ちになりますよね。
カフェインは自律神経を悪化させる,という意見が多くありますが,正しく飲むことでリラックス効果を得ることができます。
自律神経には,興奮する交感神経と気持ちを落ち着かせる副交感神経があります。カフェインは前者の交感神経を刺激しますが,少量であれば気持ちを落ち着かせる効果もあります。
もしコーヒーを飲んで落ち着かない人は,コーヒーの飲む量を調整しましょう。可能なら1,2杯程度に抑えておくのが良いですね。
カフェインが含まれている食品
食品名 | カフェイン濃度/100ml |
コーヒー | 60mg |
玉露 | 160mg |
紅茶 | 30mg |
煎茶 | 20mg |
烏龍茶 | 20mg |
エナジードリンク | 32〜300mg |
・食品安全委員会を参照
もしコーヒー1杯の150ml飲むとすると,約90mgのカフェインを摂取することになります。コーヒーは1日あたり4,5杯が推奨されており,これを超えないように努めましょう。
またお茶類,とくに玉露には多くのカフェインが含まれているため,コーヒーじゃないからといって飲み過ぎには注意です。
そしてエナジードリンクにも多く含まれています。製品にもよりますが,1缶飲むと100mg以上のカフェインが入っている商品も多くあります。
商品名 | カフェイン含有量/1本 |
モンスターエナジー | 142mg |
レッドブル(250ml) | 80mg |
エスカップ | 50mg |
リポビタンD | 50mg |
カフェインを手っ取り早く摂りたい場合は,コーヒーよりもエナジードリンクがオススメです。
飲み過ぎによる副作用
・胃痛の誘発 ・貧血(利尿作用による) ・睡眠の質の低下 ・自律神経の乱れ
こういったデメリットもあるため,飲み過ぎは注意です。
1日の摂取量
カフェイン | 1日400mg未満 |
コーヒー | 4〜5杯 |
カフェインをおすすめしている理由
カフェインは依存症になるほど,摂取している人が多いです。それほど効果があり,体への影響が大きいです。
私も定期的に運動をしたり,ブログを書いているときにはコーヒーを飲んでいます。
オススメな理由
- 運動のパフォーマンスが上がる
- ブログの作業効率が上がる
- リラックス効果
とくに運動前に摂取すると短時間で集中して行えるため,必ず摂るようにしています。
何か作業する時にでも落ち着いて取り組めるため愛用しています。
私の場合は今のところカフェインが含まれているコーヒーが一番合っているようです。もちろん,日によって味を変えたり,工夫をすれば飽きることもないため続けて飲むことができます。
皆さんも集中力が続かなかったりするときは,効率が上がるので試してみてください。
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まとめ
カフェインは,勉強や仕事,トレーニングといった多くの場面で有用な物質です。とくにコーヒーに含まれていおり,コーヒーを飲むのが良いでしょう。
最初は苦味で慣れませんが,私も飲むうちに美味しいと感じるようになりました。
カフェインであらゆるパフォーマンスが向上することを願っています。
本日はここまでにします。