女子「ジム選びのポイントを教えて欲しいです。」
こういった疑問にお答えします。
Taka「この記事を書いている私は,現役パーソナルトレーナーで,医療機関でリハビリテーションとしても働いています。栄養やトレーニング論を専門とします。」
女性なら誰しも「ジムに通いたい!」と,スマホでジムを調べたことがあると思います。
でも肝心の「ジム選びのポイント」なんて,通ってもいないのにわかりませんよね?
そんな初心者の方に,ジムを選ぶ際のポイントをご紹介します。これから紹介するポイントを抑えた上で,入会するか考えてみてください。
本記事の内容
・今回はフィットネス(スポーツ)ジムに限定
・check① 自宅から近いか
・check② 料金体制
・check③ お客さん層(年齢層)
・check④ スタッフ
・check⑤ 荷物を預けれるか
・check⑥ 施設設備
・check⑦ レンタル品があるか
・check⑧ 混雑
・見学,体験は必須
今回はフィットネスジムに限定
ジムには多くの種類があります。
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ジムの種類
・パーソナルジム
・オンラインパーソナル
・フィットネスジム
・ヨガスタジオ
それぞれの目的により選ぶジムは違いますが,今回はエニタイムフィットネス,コナミスポーツクラブ,カーブスといったフィットネスクラブに限定します。
こういった人におすすめ!
・ジム通いで挫折した方
・ダイエットしたい方
・適度に運動をしたい方
・運動不足
・女性
ジムに通う目的は様々ですが,大半がダイエットや運動不足でしょう。上記で悩んでいる人は,次章以降を参考にしながら読んでみてください。
退会率は30代がダントツで高い
ある報告では,30代女性のジム退会率を調査しました。その報告では,30代女性が3年以内で退会する確率は驚愕の60%以上でした。
それほど,ジム通いは難しく挫折しやすいことがわかります。
仕事やプライベートが充実する年代であり,一概に精神面だけで説明できませんが,その点を考慮しても改善できるポイントがあるはずです。
継続して続けられるように,check項目を見ながら確認していってください。
check① 自宅から近いか
初めから本題です。
ここが一番のポイントになります。
ジムに通わなくなる人は「面倒くさい」という理由が多いです。大概の人は「人気がある」という理由で遠く離れたジムに通いがちですが,そこに問題があります。
ジムは間違いなく近い場所を選ぶべきです!
・自宅から徒歩10分以内
・駅から5分以内
・職場から徒歩10分以内
このポイントを抑えておくだけで,通う頻度は間違いなく変わります。
もし徒歩15分のところにおしゃれなジムがあったとしても,徒歩1分に普通のジムがあれば,後者を選ぶべきです。
15分のジムは通えても週2回程度ですよね?ですが,1分のジムなら3回は通おうと思うはずです。
1年といった長期間通うことを考えれば,近場の方が通う頻度は増えます。
check② 料金体制
月会費に関しては,店舗によって違いはあります。それ以外に気にするポイントがあるため,注意しましょう。
・6,000〜10,000円
・入会金
・登録手数料
・解約金
・ロッカー料金
・タンニング料金(日焼け)
・初回説明会の料金
ポイントは,解約金です。
ジムによっては解約金を請求するジムもあります。解約金があることで,辞めにくく,ジムに通いたくもないのにズルズルと幽霊会員になっている方もいます。
自分に合わないジムを選んでしまった場合,すぐ退会できるよう解約料金が発生するか必ず聞いておきましょう。
休会制度ってなに?
大体のジムには休会(きゅうかい)制度というものがあります。
休会する理由 ・仕事 ・出張 ・旅行 ・妊娠 ・事故…
人によってジムに通えない場合があります。そういった人に退会ではなく,一時的に休むという意味で「休会」することができます。
その際,料金が発生することもあるので,こちらも事前に聞いておきましょう。
休会の料金 ・無料 ・1,000円 ・会費の半分の料金
これらが一般的です。
※辞めてから再度入会すると,入会金や登録手数料がかかることもあります!
check③ お客さん層(年齢層)
つまりはジムの雰囲気を掴むことが必要です。見学した際には,下記のことを意識してみてください。
・高齢者が多い
・ゴリゴリの男性が多い
・20〜40代女性が多い
・初心者が多い
若い女性や初心者が多いことが理想的な環境です。
・同じ年齢,性別の人が居て安心する
・トレーニングを参考にしやすい
・目標ができる(色んな人を見て)
・通いやすい何かがある
同年代がいることで,様々な影響を受けることができます。それは自分にとって良い刺激となり,通う目標にもなります。
どんな人が通っているのか意識してみてみましょう。
check④ スタッフ
・元気が良いか
・挨拶はするのか
・しっかりとした指導ができるか
・男女のバランス比
とくに元気が良いのか,というポイントは非常に大事です。もちろん,ジムによりますが挨拶をしない人もいます。挨拶がない人と気持ちよく施設を利用できません。
また,トレーニング知識がない状態からジムに通うため,しっかりと器具の使い方やトレーニング指導ができるスタッフなのかを見定める必要があります。
バイトだらけのスタッフでは,何もわからない人もいます。
質問してみる
スタッフの質を見るには,いくつか質問をしてみるのも良いでしょう。人を試すみたいで嫌ですが,最低限の知識なので,わからなければスタッフとして不安ですね。
Q.どれくらいで筋肉がつきますか?→A.1ヶ月前後
Q.どれくらいで効果が現れますか?A.1〜2ヶ月
Q.どれくらいの頻度通えばいいですか?→A.週2〜3回
Q.どれくらいで痩せますか?→3ヶ月(前後)
最後の質問だけは,難しいです。
体組成など詳細を計った上で判断し,回答してくれる人がかなり頼りになります。
check⑤ 荷物を預けれるか
・トレーニングウエア
・シューズ
・仕事道具
基本的にロッカーは会員費と別料金です。
月500円程度かかりますが,靴やトレーニングウエアを持ち運ぶ手間を考えれば,かなり便利かと思います。
とくに女性のカバンには持ち物がたくさん入っています。少しでも持ち物を減らすには,シューズなどをロッカーに預けるだけでも,だいぶ違います。
check⑥ 施設設備
施設設備は女性にとっては非常に重要です。それぞれ確認してみましょう。
トイレが男女別か
ジムによっては男女兼用です。
男性は洋式トイレであっても,立ちながら用を足す人が多いため,不潔です。男性目線でも不潔と感じるため,女性にとってもかなり不快でしょう。
こまめに清掃されているかもポイントで,清掃が行き届いているジムは清掃員の名前がバインダーでチェックされています。
シャワールームがあるか
夏場は汗を流し,冬場の寒い時期には始めにシャワーで体を温めてからトレーニングを行う人もいます。
シャワーが使えるかも見るポイントです。
有酸素マシンが充実しているか
・自転車マシン
この2つは最低限必要なマシンです。
歩いたり自転車を漕いだりと,女性にとっては有酸素マシンは必須です。また,混雑時でもマシンを利用できるか台数も見ておきましょう。
ストレッチエリアはあるか
一般的にはストレッチする場所は確保されていますが,希に立地的に場所を確保できないジムもあります。
ストレッチは怪我防止に必要なため,確認しておきましょう。
駐輪場・駐車場
徒歩圏内の方でも自転車は利用するはずです。
停める場所があるかは,聞いておきましょう。
check⑦ レンタル品があるか
人によっては,自分のトレーニングウエアをもっていなかったり,持ち運びたくない人もいます。そういった方は,毎回レンタル品で済ましており,荷物が少なくて便利です。
レンタル品はない店舗も多く,レンタル品があると思っていても,いざ入会したらない!なんてこともあるため気をつけましょう。
check⑧ 混雑
最後に混雑状況は,スタッフに聞いておきましょう。
ジムに行く目的はマシンなどの器具を使うためです。ご自身が行く時間帯に,人が多すぎて器具が使えないなんてことはよくあることです。
有酸素マシンは1度使うと,30分前後はずっと使っているため,なかなか自分の番は回ってきません。
マシンを使えないと本末転倒なので,しっかりと聞いておきましょう。
見学,体験は必須
体験はできない店舗もありますが,見学は必須です。紹介してきた項目は,見学or体験をしなければわからないため,かならず見学をしてから入会に挑みましょう。
実際に話を聞いてみないとわからないこともたくさんあります。
まとめ
いくつか入会するにあたってのチェック項目を紹介してきました。
それぞれ重要な項目であり,忘れる場合はメモをして行ってもいいでしょう。
いろいろ不安もあるとは思いますが,まずは見学・体験といった行動を起こしましょう。完璧なジムも少ないため,自分の中で優先事項を決めて入会するのが良いと思います。
本日はここまでにします。